Salesforce上での予実データ管理が実現!「時系列マトリックス変換 」がリリース

2020年1月26日にリリースされた『Mashmatrix Sheet 18.0 』より、『時系列マトリックス変換』のサービスが開始されました。(本機能はオプション価格でのご提供となります。)

時系列マトリックス変換機能とは

Excelベースのデータ管理では、時間軸を横方向にとって時系列のデータを一覧で表示・入力する方式がよく好まれています。しかしながら、Salesforceデータベースでこのような時系列のデータを適切に管理するには、時間軸を縦方向にしたリスト形式で持つ必要があり、データ入力の際の視認性・操作性が損なわれていました。

時系列マトリックス変換機能を利用することで、任意のSalesforceオブジェクトの関連リストに保管されているリスト(縦持ち)形式のデータを、「月ごと」あるいは「日ごと」の時系列データとしてマトリックス(横持ち)形式に変換し、元のSalesforceオブジェクトの項目とともに同一のシート内に表示ができるようになります。

さらに、シート上で編集・追加したデータは自動的にマトリックス形式からリスト形式に逆変換されてSalesforceに保存されるので、レポートや集計に最適なデータベース構造を維持したまま、データ入力のみをユーザフレンドリーに保つことが可能です。

時系列マトリックス変換を用いた Mashmatrix Sheet
データ構造

「時系列マトリックス変換」の利用シーン

「Sheet」の時系列マトリックス変換機能を利用することで、たとえば以下のようなシーンにおいても、長年Excelなどで手慣れていたデータ入力・閲覧形式を諦めることなく、Salesforceでデータ管理することが可能です。

  • 顧客ごとの今期の予算・実績値の入力
  • サブスクリプション型契約の売上予測値の入力
  • プロジェクトに割り当てる人員の日々の工数管理

<動画>『時系列マトリックス変換』を用いた、月ごとの予実管理シート

<動画>『時系列マトリックス変換』を用いた、日ごとのプロジェクト工数割当シート


時系列マトリックス変換の作成方法

時系列マトリックス変換の作成方法を動画でご紹介致します。

1. Salesforce上での取引先ごとの月次予実管理

(※動画再生は下画像をクリックしてください)

この動画の例の場合、取引先に関連している「予実」という予算/実績値を格納するカスタムオブジェクトが作られている環境を想定しています。取引先オブジェクト(親)のシートに、予実オブジェクト(子)の項目を時系列マトリックス列として追加します。

  1. 列ヘッダメニュー>列を追加
  2. 時系列マトリックス列を追加をクリック
  3. 子関連オブジェクトとして、予実を選択
  4. 表示間隔、開始日と期間を入力します。
  5. 選択 をクリック
  6. 時系列マトリックス列がシートに表示されます。


2. Salesforce上でのプロジェクト別の日次工数管理

(※動画再生は下画像をクリックしてください)

この動画では「リソース割当」に関連している「日次工数割当」という工数を格納するカスタムオブジェクトが作られている環境を想定しています。 また、「プロジェクト」「リソース割当」「日次工数割当」の各オブジェクトは主従関係となっています。

  1. 「プロジェクト」「リソース割当」の連動シートを表示する。
  2. 「リソース割当」シートの列ヘッダメニュー >列を追加
  3. 時系列マトリックス列を追加 をクリック
  4. 子関連オブジェクトとして、日次工数割当を選択
  5. 表示間隔、開始日と期間を入力します。
  6. 選択 をクリック
  7. 時系列マトリックス列がシートに表示されます。

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