Salesforce上での時系列データ管理を実現しよう!3つの利用シーンをご紹介

Salesforceの時系列データを、横持ち形式に変換しシートに表示

2020年1月にリリースされた『時系列マトリックス変換』。本機能をご利用いただくことで、「月ごと」「日ごと」で管理されている時系列データをリスト(縦持ち)形式からマトリックス(横持ち)形式に変換し、親関連のSalesforceオブジェクトの項目とともに同一のシート内に表示することができます。(詳しくはこちら

ではどのような時にこの「時系列マトリックス」は役に立つのでしょうか?

この記事では本機能の利用シーンを画像を交えてご紹介いたします。


1. 月ごとの営業担当者別目標実績値の管理

目標値は、過去値/類似データのコピぺで、すばやく入力!

上画像は営業担当ごとに目標値、実績値をならべているシートです。ここでは目標/実績のそれぞれについて『訪問数』『作成商談数』『受注数』を記録し、それぞれ月ごとに時系列でシートに表示してあります。

時系列でのデータ入力ができることで、まず新しい月の目標値を設定する際に、過去の実績値からコピー&ペーストするといったことが可能です。また、営業担当者の目標数値を設定する場合も、同じ期待値の営業担当者の目標値を一括で選択してコピー&ペーストして入力できます。

このようにして担当者個別・期間ごとの目標値をきめ細かく管理できるようになると、後からレポートで自由自在にグルーピングを行って集計、目標達成率などを実績値から比較算出して表示することも可能です。これまでは煩雑かつ手間のかかっていたデータの入力が正確にすばやくできることで、その後レポート等での比較、分析もスムーズに行うことができます。


2 . 月ごとの製品別予算実績値の管理

予算値の設定は、過去の実績値/類似製品の値 をらくらくコピペ!

上画像は製品ごとに月次での販売個数とその金額を算出している予実管理のシートです。製造業などではこういった予実管理のデータをもとに、販売計画のみならず製造計画や調達、在庫管理まで考えることも多いのではないでしょうか。

現在ではSalesforce上ではなくExcelで行なっている場合も多いかと思いますが、Excelで予実管理を行う場合、製品マスタの最新情報の反映がされていなかったり、他のデータと結合して分析するといったことがむずかしいなどのデメリットがあります。

『時系列マトリックス変換』を使い、Salesforce上で時系列でのデータ入力が可能になると、予算入力の際に、過去の実績値からコピー&ペーストしてかんたんに入力することも可能です。また同じような製品の数値を入力する場合でも、類似製品の予測値を一定期間に渡ってまとめてコピーし対象製品にペーストすることで一括で入力ができます。

このシートの場合、『個数』の入力から商品マスタの単価を参照して自動的に『金額』を数式で計算して表示しており、売上予測を一覧できる効果もあります。

このようにしてSalesforce上で製品別予実管理ができると、さまざまな切り口でグルーピングして集計したレポートをいつでも出せるのもメリットです。


3 . サブスクリプションサービスの月次計上推移

契約月額は時系列にわたってのコピぺでスムーズ入力!

上画像は、取引先ごとのサブスクリプションの売上計上推移をならべているシートです。サブスクリプション形式のビジネスの場合、年一括で契約した商品でも月々で分割した額を売上計上するため管理する必要があります。

その際は『時系列マトリックス変換』機能を使い、契約月額を時系列にわたってコピーペーストすることで入力が簡単になります。また日割りなどの細かい微調整もできるので便利です。


まとめ

今回は『時系列マトリックス変換』を利用した3つのパターンをご紹介いたしました。本機能の”お役立ちポイント”はご理解いただけましたでしょうか?

今までSalesforceでは実現しづらかったことも、本機能を使うことで実現できるパターンがありますので、ぜひ本記事を参考にしてご活用いただけると幸いです!

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