- 御社の事業について教えて下さい
牧野様:弊社は、一都三県で店舗物件の転貸借に特化した事業を展開しており、不動産オーナーから借り受けた物件を、主に飲食業を中心としたテナント様へ再貸付するというビジネスモデルを採用しています。店舗物件に特化することで専門性を高め、物件選定から契約・出店・撤退に至るまで一貫したサポートを提供しているのが強みです。
「店舗開発のプロ」を目指す営業には、年間100時間にも及ぶ実践的なオリジナル研修を実施するなど、社員の専門性向上や組織力の強化に努めているのも弊社ならではの強みといえます。
「専門性」「組織化」「利便性」を武器に独自性のあるビジネスモデルを確立し、東京を中心とした飲食店向け店舗物件を年間400件以上新規成約させています。
日々の入力やデータ確認にストレスを感じる場面が増えていた
- 「Mashmatrix Sheet」の導入の経緯について教えて下さい
牧野様:Salesforceを本格的に運用し始めたのは2022年7月です。事業拡大に伴う情報の最適化を目的としてSalesforceを導入しました。
事業を伸ばしていくための根幹は「人」であるため、営業体制の拡大を継続的に行っていますが、それまでの紙やExcelを中心とした業務のスタイルでは限界を感じていました。社員が増えていくなかで情報の引き継ぎになどに関する課題が顕在化したため、業務の属人化を防ぎながら情報を資産として蓄積・活用していく必要があると考え、Salesforceの導入に至りました。
天辰様:ただ、Salesforceの運用が進むにつれ、営業現場から「入力がしづらい」「見たい情報がすぐ見られない」といった声が多く上がるようになりました。日々の入力やデータ確認にストレスを感じる場面が増えてきたのです。
特に「Excelを使っていた頃のように入力できないのか?」という声や、レポートやダッシュボードの見え方にどうしても慣れず、「Excelのように簡単にフィルタをかけて、見たい条件ですぐにリストをつくりたい」「期限を超過したデータに色付けをしたい」というような要望が多く上がりました。
そこで、Excelの操作感をSalesforceで体現できるツールを探していたところ、Mashmatrix Sheetに出会いました。導入の決め手となったのは、やはりExcelライクな見た目(インターフェース)ですね。Salesforceを使いながらもExcelのように操作できることが実現できると思いました。
Salesforce上の膨大な情報を効率よく可視化して操作できる
- 「Mashmatrix Sheet」を使ってみて、特に優れていると思った点はありますか?
牧野様:Salesforceに蓄積された膨大な情報を、担当者ごとに必要なかたちで効率よく可視化して操作できる点です。弊社ではオブジェクトの項目数が500を超えており、Salesforceの標準画面では情報の視認性などに課題がありました。ただ、項目自体は多いものの、部門や担当によって見たい項目は限定的なんですよね。
Mashmatrix Sheetでは、必要な項目だけを選んでシートを作成し、まるでExcelのように一覧表示・操作ができるため、情報の把握や編集が格段にスムーズになりました。
特に営業部門では、顧客の割り振りや架電リスト作成の場面で活躍しています。一覧で表示してフィルタをしたり、コピー&ペーストで所有者の変更をしたりできるので、Mashmatrix Sheetなら、以前は半日以上かかっていた作業が1時間程度で完了し、午前中のうちにリストを配布できるようになりました。これは大きな効率化です。
また、これまで属人的だった作業がチーム全体で共有できるようになり、新しいメンバーへの情報共有も各段にしやすくなりました。
天辰様:Mashmatrix Sheetの運用にあたっては、特別なマニュアルがなくても「基本的なExcel操作に慣れていれば直感的に使える」と好評で、情報共有のスピードと正確性が向上し、結果として全社的な業務改善にもつながっています。
牧野様:使い慣れた画面構成で、営業担当者が入力や検索をスムーズに行える点も非常に魅力的ですね。また、スマートフォンからの閲覧にも対応しており、外出先でも情報確認ができるという点も大きな利点です。
Mashmatrix Sheetの導入によって、Salesforceをより実務に即したかたちで活用できるようになり、営業現場でSalesforceの定着が一段と進んだと感じています。
100件以上の所有者変更作業もわずか数分で完了!
- 御社の業務内容において特徴的に「Mashmatrix Sheet」が使われているところを教えて下さい
牧野様:1つ目は、主に営業部門における取引先管理やレコードタイプ更新業務で活用しています。当社の場合、お客様に合わせて細かくレコードタイプを分け、かつ取引先毎に所有者変更を行っています。Mashmatrix Sheetを導入したことで、これまでは変更の度にレコードを1件1件個別に開いて編集せざるを得なかった作業が劇的に効率化されました。
Mashmatrix Sheet上でデータを一覧表示し、コピー&ペーストで複数のデータを同時に更新できるようになり、100件以上の所有者変更があっても、わずか数分で完了させることができるため、作業スピードが飛躍的に向上しています。
営業予算の入力作業も大幅に時間短縮できた
天辰様:もう1つは、予算入力の場面で活用しています。Salesforceで営業成績を管理しているのですが、毎月の業務として予算の入力があります。Mashmatrix Sheetを使えば、Excelで作成されたテンプレートに入力されている予算数値をコピー&ペーストするだけでSalesforceへの登録が完了するため、従来1時間以上かかっていた入力作業が5分程度で完了するようになりました。
必須項目も多いのですが、Mashmatrix Sheet上に必須項目を表示した上でコピー&ペーストするだけなので、簡単かつ確実に入力できる点も便利です。
- 今後の「Mashmatrix Sheet」の活用方法について、考えていることはありますか?
牧野様:Salesforceの活用が全社的に進む中で、Mashmatrix Sheetをより効果的に活用することを検討しています。特に営業部門では複数のチームが存在しており、それぞれで蓄積される情報を可視化して、部門間での連携やデータ分析に活かしていくことが重要だと考えています。その実現にはMashmatrix Sheetがキーになると考えています。
Mashmatrix Sheetは人とシステムをつなぐ架け橋的な役割を果たしており、今後も業務に応じたかたちで柔軟に展開し、情報の正確な引き継ぎやSalesforceの活用促進につなげていきたいと考えています。
従来の業務からフローを大きく変えることなく
Salesforceでのデジタル化と業務効率化を推進できる
- 最後に、Salesforceユーザの方へ「Mashmatrix Sheet」のおすすめポイントを教えてください
牧野様:弊社では、Salesforceと併用することでSalesforceの活用を促進できる優れたソリューションとして「Mashmatrix Sheet」を導入しています。特に不動産業界で多いと思うのですが、紙やExcelベースの業務が根強く残っている企業にとって、非常に導入しやすく、現場にも受け入れられやすいのではないでしょうか。
Salesforce上でExcelのような操作感を実現できるため、従来の業務フローを大きく変えることなく、Salesforceによるデジタル化と業務効率化を推進できます。紙での出力や手作業の共有が多い企業には、ぜひおすすめしたいツールです。
天辰様:インターフェースが非常に見やすいところも大きな魅力です!この見やすさを維持したまま今以上に機能が充実すると嬉しいですね。
- ありがとうございました。