
前回のリリースで追加された「列に対する必須入力の設定」機能につづき、最新バージョン(Release 34.0)でも入力の検証が強化され、選択リスト列において、選択肢にある値のみを保存可能にするバリデーションを追加しています。
このブログでは設定方法を詳しく解説していきます。
※必須入力・ヘルプテキストを設定して、正確なデータ入力をサポート!
https://www.mashmatrix.co.jp/blog/required-input-33-0-release/
【こんなことはありませんか?】
- 選択リスト列への入力ミスを減らしたい
- 入力内容の確認に時間をかけず、少ない工数で情報を管理したい
【バージョン34.0で追加された機能を使うと…】
- 入力の間違いにその場で気付くことで、手戻りをなくせる
- データの整合性を保証でき、確認作業にかかる時間を減らせる
「選択リストのバリデーション」とは
選択肢内の値のみを保存できるようにする設定のことです。
たとえば「商談種別」選択リスト列において、選択肢が、
- ライセンス追加
- 導入サービス
- 新規ビジネス
- アップグレード
になっているとします。
この列で、今回の設定を有効にすると「新規ビジネス」「アップグレード」といった、選択肢にある値は保存できますが、「新規」「アップデート」といった選択肢にない項目は保存できなくなります。
このような動作(設定)は、カスタム選択リスト項目限定でSalesforce側の設定(制限付き選択リスト)を用いて間接的に実現することはできました。

最新バージョン(Release 34.0)ではこの動作をすべての選択リスト項目を対象に、Mashmatrix Sheet上での簡単な設定により、実現できるようになりました。
設定方法
1.選択リスト列の「▼」をクリックしてから「設定」を開き、「オプション」タブを開く

2.「選択肢で定義された値に選択リストを制限する」を有効にする
3.「保存」をクリックする

コピー&ペーストなどにより、選択肢にない値を入力して保存しようとすると、レコードは保存されずにエラーが表示されます。

注意点
- 空欄は、選択肢にない場合もエラーになりません。空欄を許容しない場合は「必須入力」の設定を有効にしてください
- 「必須入力」の設定と同じように、チェックされるタイミングは保存時です。すでに保存したレコードは、新たに保存しない限りチェックされません
まとめ
Mashmatrix Sheetでは、これまでもデータの入力業務が快適かつ効率的、安全に行えるように機能を向上させています。
そして、最新バージョンでは、選択リストに入力可能な値を制限する、Salesforceの既存設定と同等の機能を追加しました。
設定方法はカンタンですので、ぜひこの機能をお試しいただき、より快適な業務を実現していきましょう!
Mashmatrix Sheet の最新バージョン(Release 34.0)については、リリース資料をご確認ください。