
株式会社マッシュマトリックスは、2025年11月17日に「Mashmatrix Sheet AIエージェント機能拡張」をリリースしました。本機能は、Salesforceが提供するAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」と連携し、Salesforce内のデータ操作を柔軟、かつ直感的に行うことのできるソリューションです。
本ブログでは、この革新的な機能の詳細と、実際の業務にどのように活用できるかを具体的なユースケース動画とともにご紹介します。
1.「Mashmatrix Sheet AIエージェント機能拡張」とは?
「Mashmatrix Sheet AIエージェント機能拡張」は、日本語での指示に基づいて、Salesforce内のあらゆるデータを適切に抽出し、Excelのような表形式の画面に一覧表示できるアプリケーションです。
従来、Salesforceの標準機能(リストビューやレポートなど)を使用して目的のデータを抽出、更新するためには、複雑な条件設定やオブジェクト構造に関する知識が必要でした。
しかし、本機能を利用すれば、日常の言葉でAIエージェントに依頼するだけで、必要なデータを即座にMashmatrix Sheetの表形式の画面で確認できます。
さらに、表示された画面を見ながら追加の指示を出したり、データを直接編集したりすることが可能になり、データ操作の経験の有無に関係なく、誰でも迅速かつ正確に作業を完了できます。

本機能は、Mashmatrix Sheetの拡張パッケージとしての提供となります。AgentExchangeサイトからの追加インストールが必要です。
https://tiny.cc/GetMsmxSheetAgentExt
【注意点】
本アプリのインストールに追加費用はかかりません。
(別途「Agentforce」および「Mashmatrix Sheet」のご契約、セットアップが必要です。また、AIエージェント機能の利用に際しては、Flexクレジットが消費されます)
2.主な特長
1.日本語の文章で指示ができる
Agentforceが指示の意図を解析し、対象オブジェクト・抽出条件・出力項目を自動で決定します。レポートを事前に作成する必要はありません。
2.すべてのオブジェクトから抽出可能
Salesforceの標準オブジェクト・カスタムオブジェクトを問わず、ユーザーの権限の範囲であらゆるデータを取得します。関連オブジェクトも自動で参照します。
3.表形式で即時表示される
抽出結果をMashmatrix Sheetのグリッドに表示します。抽出後は、並べ替え、フィルター、列の表示切替、コピー&ペーストなどに対応、Excel感覚の軽快な操作が可能です。
4.対話型のデータ再構成
「請求予定日を来月末までに絞り込む」「担当者ごと、月別に集計」など、画面を見ながら日本語で追加の指示を出し、データをインタラクティブに再構成できます。
5.インライン編集と保存が可能
抽出されたデータを複数行まとめて編集し、保存ボタンを押すだけでSalesforceに即時反映されます。 保存時は組織の権限・共有ルールに従います。
6.事前設定は不要
レポートを事前に作成したり、オブジェクト関係を詳細に把握することは不要で、すぐに利用できます。
3.活用シーン例
| 活用シーン | AIエージェントへの指示例 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| 売上・請求管理 | 「今四半期の請求データから、未請求のレコードを担当者別に集計して」 | 抽出された一覧で、請求予定日を一括更新するなど、請求漏れの防止と作業効率化。 |
| サポート運用 | 「今週対応したケースで、ステータスが『保留中』のものを表示して、優先度の高い順に並び替えて」 | 対応が必要なサポート案件をすぐに特定・更新。顧客対応スピードが向上。 |
| 契約管理 | 「解約懸念フラグが付いた契約の一覧を出して」 | 契約の更新条件や関連情報をその場で修正。迅速なアクションをサポート。 |
4.セットアップの方法
以下のページでセットアップの方法をご紹介しています。
(本機能を利用するためには、事前に「Agentforce」のご契約と有効化、「Mashmatrix Sheet」のご契約とセットアップが必要となります)
Mashmatrix Sheet AIエージェント機能拡張セットアップガイド
5.動画で見る!活用ユースケース
より具体的な操作感や活用イメージについては、以下の動画でご確認いただけます。
1.営業(案件管理)
(指示文章例)
- 最近クローズした案件を順にリストアップして。ただし、新規ビジネスだけに絞って
- 新規だけではなく、すべての成立したものを教えて
- そのうち直近の6ヶ月に成立しているものの合計金額を教えて
- さらに担当者ごとに合計金額を出して
2.サポート業務
(指示文章例)
- 優先度が高く未解決のケースを順に出して
- その中で今週発生したケースを出して
- 1ヶ月以内にクローズしたケースを担当者ごとに表示して
- 今月発生したケースを「取引先名」ごとに表示して
3.マーケティング業務
(指示文章例)
- 半年以内に作成されたリードの中で、評価が高いものを出して
- 今年作成されたリードをリードソース別に表示して
- 進行している「広告」のキャンペーンを、期待収益が高いものから表示して
6.まとめ
「Mashmatrix Sheet AIエージェント機能拡張」を使うことで、自然言語での指示という直感的な方法で、Salesforceデータを適切に抽出、一覧表示が可能になります。
今まで必要だったレポート作成やオブジェクト構成の知識は一切不要となり、誰でも即座に見たいデータを確認できる画期的な拡張機能です。営業、サポート業務にとどまらず、幅広い業務シーンで利用できる、使い勝手がいい機能ですので、ぜひAgentExchangeより本拡張機能をインストールし、データ操作の新しい体験をご体感ください!
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